最近、一番最初の夫の事がよく頭によぎる。
別れる前の44歳から別れたあとの48歳までのことだ。
今はきっと八丈島で奥さんと幸せに暮らしているのだと思っています。
月日がたって、物事は純化され、思い出の中で一番大事なエッセンスだけが残ってゆくのなら。
私の中で、とても大きく強烈に刻まれている自分の中の心模様がある。
それは・・彼の奥さんが・・・・私達の人生に 登場してきた最初の頃。
私は彼女が情熱的な人で、ひたすら自分の世界に住む誰か愛する対象を求めながら、まだその男性と出逢ってない事の苦しみを感じて・・・・
私の夫 (すなわち今の彼女の夫ですが) みたいな人が彼女に現れてくれたらいいな!って・・・
心から思ったことがあったのを・思いだすのです。
{夫の双子がいたら・彼を紹介してあげたい!}って。
夫が彼女と付き合いたいっといったときに、私はその時の自分の気持が作用して。
彼女との関係を、受け入れたのだと思う。
でも表の表層意識は・・・常識や・周りの物の考え方に相反するこの自分の心持を上手く治めることが出来なくてすご〜く苦労したけれど・・
私は今でも最初の夫に愛と感謝を感じている。
彼のおかげで人を愛することを学び、その愛が私という人間を大きく成長させてくれた。
この私が認識した愛という素晴らしさは、今でも私の生きて行く規範に、なっている。
そんなわたしの人生の成長期にかかわって一緒に過ごしてくれた彼に対して・・・・
やっぱり有難うの言葉しか浮かばない。
でも彼の人生には、神聖な取り決めの女性が私だけではなくて・・・そう今の奥さんとの学びも大きな神聖な取り決めの中にあったのだ。
人生で出逢う異性の中でも、特に自分の心の奥深くを分かち合ってお互いの成長を促してゆく関係は何も一人だけとは限らない。
それが自分の肉親、母や 姉や 妹や 叔母や いとこなら、また状況も違ってくるかもしれないが、赤の他人の異性との関係は、大人になって伴侶というものが出来ている状況では、難しいものがあるのかもしれない。日本の社会ではそれらを不倫と呼ぶのかしら。
私は前夫と今の奥さんの関係が深くなったときに、不倫という言葉でその関係を片づける事が出来なかった。そんな言葉は不条理で・・・・・二人の間にあるのは・・神聖な取り決めだと知っていたから。
今、私は新しいパートナー、WALTERとの関係の中で、二人の間にあるのは神聖な取り決めだと確信している。でも彼がもし、他の女性と同じような神聖な取り決めがされているのなら、それは絶対、他の人が貶めてはいけないものなのだと思う。
現在、彼と彼の別れた奥さんは今でも、よく連絡を取り合っている。
お互いが人生の節目節目に励まし合っているのを感じる。
私は彼らの・・・
夫婦としては別れても、その後、二人の間で培われた愛情関係にとても敬意を抱いている。
彼女とは会ったことはないけれど、いつか彼女も日本に来るかもしれない。そんな日を思うと自然に微笑んでしまう。Walterが語る彼女がとても素朴で魅力的だから・・。
彼らは神聖な取り決めを今でも忘れずに、立場こそ変えて、育んでいる。
Walterにはそれ以外にも素敵な女友達が数人いる。
私という存在がなくなったら・・きっと恋人同士になってしまいそうな。。そんな可能性も含めて
それらの全てが彼という人間の幅として息付いている。
貴方の奥さんが・・・あなた以外の男性と、神聖な取り決めを約束していたら、貴方はそれをどう受け止めますか?
そして 貴方の夫が あなた以外の女性と 神聖な取り決めをしていたら・・・貴方はそれをどう受け止めますか?